「ノーサイドにしましょう!……もう。」

今日民主党の新しい代表が決まりました。つまり新首相でもあります。

野田氏の演説には心を打つものがありました。今回は党の代表を選ぶのです。
ですから選挙演説のようなアピールの仕方は必要ないなと思いました。
まず、自分自身を分かってもらう事。
自分が代表になる決意その強い思いを、いかに党員の皆さんに分かってもらえるか。
“この人になら党の代表をまかせられる!”“この人になら危機に直面している日本を復興させられる!”
そう思われる人であるかどうか。そこが一番重要だったのではないでしょうか。

私は特別に支持する政党も政治家もおりませんので、公平に演説を聞けたと思います。
海江田氏143票、野田氏102票(会場からも「オーッ」と声が上がりました)過半数に達せず、
決選投票が行われることに。決選投票の前持ち時間5分程の演説がそれぞれなされました。

両氏の演説を聞き終えた直後私は、“圧倒的に野田氏の方に軍配があがったなあ”と感じました。

メモを一切見ずに、端的に分かりやすく又力強く訴える野田氏に比べ、時折メモを見て演説する
海江田氏はなんとなく頼りなく映りました。
正直言って、野田氏が代表にならなかったらどうしようとさえ思いました。
そのくらい野田氏の演説は良かった。

決選投票の結果、215対177で代表に決まった野田氏の最後の演説がまた素晴らしかった。
“派閥やしがらみや、党員の皆さんも色々心を痛められたと思う。お疲れさまでした……”と皆の
労をねぎらい、“ノーサイドでいきましょう!… もう! ”と力強い言葉。会場から拍手が起こりました。

思い起こせば去年の11月。
胡錦濤中国国家主席が訪日した際の管元総理の態度に、私は大きなショックを受けました。
胡錦濤主席はピンと背筋を伸ばしてしっかりと管総理の方を見ているのに対し、菅総理は
顔を見るどころか背中を丸めうつむいて、只原稿を読むだけ。
挨拶でさえ、原稿を読んでいるじゃないですか。
「あ~情けない。」やりきれない気持でした。あれ以来原稿を読む人達に大変不信感を覚えます。

嬉しい、悲しい、ごめんなさい、ありがとう。これを言うのに原稿はいらないでしょう?
心から発せられた言葉しか人の心に響きません。今日の野田氏の演説は心に響くものがありました。
今後の事は未知数ですが、少なくとも一国の総理として恥ずかしくない毅然とした態度で、
他の国の大統領や代表と接して頂きたいと、期待してやみません。

お気に召したらクリックして下さい
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


カテゴリー: コラム   パーマリンク

「ノーサイドにしましょう!……もう。」 への3件のコメント

  1. Chisa より:

    こんにちは。
    興味深く読ませていただきました。
    私は野田氏のことはまったく知りませんでしたが、
    やっと本当の政治をやってくださる方が首相になった、
    ということなのでしょうか。
    フランスのメディアからは「日本国民は素晴らしいが、
    政治家はどうしようもない」というような声もあり
    (東北大震災の時ですね)、返す言葉もありませんでしたが、
    そのイメージを変えてくださることを期待・・・できるような
    気がします。
    私も村上春樹さん、ポリーニさんのファンです!

  2. Yumi より:

    chisaさん、コメントありがとうございます。今私はパリにいます。
    今日はJazz Villette “Brad Mehldau”のソロコンサートに行っていて、
    たった今戻ったところです。彼のピアノは自分を強く主張しないというか、やさしく穏やかで、
    でもテクニックは素晴らしい。私好きなんですよね。chisaさんはどうですか?

    日本の首相件ですが、首相の交代が多すぎて、外国の大統領でさえ、
    今の日本の首相が誰なのか即座に答えられないのでは?と思ってしまいます。
    やはり我々国民としては、外国語ができようができまいがそんな事は問題ではなく、
    とにかく対外に対しては、堂々と胸をはって発言して欲しですよね。
    私も今度こそは!と野田総理に期待しています。
    私達国民も、些細なことで上げ足をとるような事はなしで、
    皆で国を良くする事を考えなければいけませんね。
    10月9日のPolliniのコンサート、私とっても楽しみにしているんですよ!

  3. Diego より:

    This post has helped me think things trhugoh

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>