マウリッツオ・ポリーニのコンサート。やっぱり彼は天才だと改めて思いました。
一人で弾いているのに、まるでオーケストラがそばにいるような、ピアノに何か仕掛け
がしてあるのではないかと思わせるぐらい、音が噴水のようにあふれ出てくるのです。
フランスは文化に手厚い国だなと思います。
一流ミュージシャンのコンサートチケットは日本に比べると安く、美術館などの入場料も
無料となる曜日もあったりして、より多くの人が楽しめるよう配慮がなされています。
只時々「えっ~ こんなパフォーマンスにこのお値段のチケットはひどい!」
(これはレストランにも言えるかな?)と思う事もありますが。
フランスでコンサートに行って日本との違いを感じるのは観客の反応ですね。
(日本でアイドル系のコンサートには行った事がないので、あくまでジャズや
クラシックコンサートでの話ですが)
「ブラボー!!!」 拍手が鳴り止まず、ラテン系特有の陽気さも加わってか、
知らないもの同士なのに、隣の席の人もそのまた隣の人もまるでお友達みたいに
皆が一つになります。
私はこのアンコールのブラボーと拍手が楽しみでコンサートが好きなのかも知れません。
”感情を素直に表現できるフランス人っていいな~”ってこの時ばかりは思いますね。
私もここぞとばかり大はしゃぎしてしまいます。
ですが、アンコールに3回も応えてくれて尚且つ演奏が長かったりすると、
”なんだか悪いな~。お疲れだろうな~。”と思ってしまう私はやはり日本人ですね。(笑)
偶然見つけた虹をパチリ。