パリはどこへ向かうのかな?

フランスTV2を見ていたら、観光客減少に悩むパリに”明るい日差しが見えた”
(もう減少はない!みたいな)リポートが流れた。
つい先日まで、中国や日本、アメリカからの観光客が激減し、セーヌ川クルーズの
代名詞的な存在である、「バトー・ムッシュ」もガラガラの状態、観光バスの乗客も
いつもの3分の1と言っていたのに、どした??

まず先日まで言われていた観光客減少の深刻さだが………、
ボートやバスがガラガラ状態というだけでなく、かの有名なホテル、プラザアテネでさえ、
ついに ”2フロアーを閉めている” と言われていたのだ。
又、パリ市長のアンヌ・イダルゴ女史が「パリは安全です!」と必死に世界に訴えている最中、
ファッションウイークでパリに滞在中だった、アメリカのセレブタレント、キム・カーダシアンが、
ホテルかマンションだかで強盗に襲われ、宝石など10億円相当を盗まれたのだ。
私は全く知らなかったが、この”カーダシアン一家”はかなり有名らしく、強盗にあったニュースは
あっという間に世界に広がって、”パリはやっぱり危険!”と最悪な状態になっていたのだ。

それが今日のニュースで”減少はもうないよ”みたいになっていて、誰かのセリフじゃないけど、
「早くねぇ?」と私は思った。だって僅か3週間前は最悪だったのに。

では、何故”観光客の減少は大丈夫”となったかというと………、
インドからの観光客がた~くさんパリに来ているからだそうだ。
その観光客の女性にマイクを向けていて、彼女が言うには「私達インド人は、アメリカ人や
日本人の様にテロは怖くないのよ。ヒンドゥー教とイスラム教の対立で慣れてるからね。」と。

その後確かに、ギャラリーラファイエットでお買い物をする、多くのインドからの観光客の
様子が紹介されたし、インド国内向けに積極的にパリをアピールしている様子も流れた。
フランス北部のシャトーでは、もう数年前からインドをターゲットに準備を進めていたという
おまけもついて、”これで一安心、めでたし、めでたし…”という感じでリポートは終わった。

普通なら、”パリが元気を取り戻してくれて良かった~”と思うところなんだろうけど、
この報道にはとても違和感があった。観光客の減少は”テロが怖くて”だけが原因だろうか?
インドからの観光客が落ち着いた後は? 最近、警察官のデモがあった。次の大統領は誰になる?
”何があってもパリはパリ!憧れの街パリ!” と私達が胸ときめかせた街が、少しずつ、少しずつ、
萎んでいくような気がしてならない。

シャンゼリゼ劇場での David Garrett (デイヴィッド・ギャレット)の
コンサートの様子

David Garrett

シャンゼリゼ劇場

シャンゼリゼ劇場

シャンゼリゼ劇場1

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