- 2010-04-20 (火) 19:02
- 料理・レストラン
今日は昨日テレビで放送された番組のお話です。
あまりテレビを見ない私ですが、夜にたまたまスイッチを入れると、偶然この番組に当たる事が多いので、内容をレポート
したいと思います。
どんな料理もこなすシェフが登場します。(いつも途中から見るので、このシェフがどんな経歴を持った人なのか、国籍は
どこなのか等、まったく知りません。)
何回か見たうちの一回は、パリのレストランに登場し、フランス語も話せたようです。ですが、昨日はアメリカ南部とニューヨークに登場し、英語を話していました。ですから番組では、フランス語に吹き替えられて放送されていました。
このシェフですが、何をするかというと、傾きかけたレストランを立て直す役割を担うんです。日本でもこんな番組があったような記憶がありますが、こちらはもっとシビアです。
昨日放送されたレストランの映像はちょっとショックでした。場所はニューヨーク。経営者はインドの人です。
マネージャーらしき人が3人(ホール担当)、それにウェイター、ウェイトレス、料理人で構成されています。料理は多国籍。
ウェスタン、インド、中華、ちょっと言えば何でもあり的な、でもインド的デコレーションの店作りで、どちらかというとインド料理を
メインにしたいような、そんな感じのレストランです。
このシェフは店に入ると、いつも必ず何品かオーダーして、まずそれを食べます。私が初めてこのTVプログラムを見た時彼は、一口食べて飲みこむ前に、猛ダッシュで洗面所へ行っていました。(食べるのさえ勇気がいるほどひどい?)
昨日もいつものように3品ほどオーダーして一口ずつ食べていました。
上にデコレーションされたトマトをひっくり返すと……………….
トマト自体もどこか変、少しぶよぶよしている感じが映像からも見て取れたのですが、裏はへたがついたまま。おまけにどこから来るのか、やたらハエが飛んできます。
さて、これからが彼による本格的な改造が始まります。まず厨房へ行き冷蔵庫、食料保管庫、食器等の点検からです。
牛肉、ステーキ肉の数枚は真ん中にカビが生えています。鶏肉、嗅ぐと腐ったにおいが。野菜、フレッシュなものとドロドロになったものがいっしょに。そしてトマト。すでにぶよぶよですが、押すとなんとそこからゴキブリが出てきました。
スープらしきものは完全に腐っています。食洗や冷蔵庫のパッキンをめくると、そこから虫がどんどん出てくるではないですか。
彼は真っ白の清掃服、口にはマスクのいでたちで、まず店の消毒、清掃から始めました。スタッフを有名レストランの厨房へ連れて行き、他のレストランがいかに清掃を重視しているかを学ばせます。(このお手本のレストランはものすごくきれいでした。)
あとはTV番組らしく、外装、内装を変え、料理も変更し、リニューアルオープンまでに宣伝もし、お客様を迎えてそのお客様の「ワンダフル!デリシャス!!」の言葉を聞き、売上もかつてないほどにあげ、無事、番組は終了となるのです。
ここはお決まりの構成なので、別に驚かないのですが、驚きはこんなひどいレストランがまだ存在する事と、スタッフの
ほぼ全員が顔を隠すことなく登場する事です。このニューヨークのレストランでも3人のマネージャーのうちの一人は
”役に立っていない” ”仕事をさぼっている” 等の理由で解雇されるのですが、堂々と出てきてコメントし、去って行きます。
この放送から学ぶ事は多いです。レストランに行く時、人はおいしい物を食べたくて行きます。でもその基本として、そのお店や人を信頼して行くわけですよね。そういう信頼を裏切ってはいけないと、人としての基本を無くしてはいけないと痛感します。
何でも一度汚くなるとどんどんと汚さを増します。それは単なる場所だけでなく、社会一般に言える事ではないでしょうか。又、人はやりがいを見つければ、生き生きと仕事をする事が出来、生き生きと仕事をすると職場全体に活気がみなぎり、その活気が困難を乗り越える源になっていく………..再認識させられる番組でした。
写真は日曜日のサナリーです。今日の気温は11℃ー20℃ です。気温からするとかなり暖かそうですが、風が冷たくまだまだ上着が必要です。

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