Ollioules のお祭り(2) と 十字軍について

昨日のブログ、Ollioules(オリュール)のフェスティバルでご紹介しきれなかった写真を掲載します。

今回のコスチュームは13世紀。兵士は赤の十字架の記章、十字軍ですね。
私は大学入試で世界史を専攻したので、十字軍について学びましたが、あれから ? 10年を過ぎ、
知識がかなり低下しております。ここでちょっと復習を。

十字軍(Crusades):
[目的] 広義:中世のカトリック教会が異教徒、異端者に対して行った遠征。
     狭義:西欧諸国のキリスト教徒が、聖地パレスチナ回復のため、
    1096年から13世紀後半に至るまで、7回にわたって行った遠征。

* 1095年、教皇ウルバヌス2世がクレルモン公会議で遠征を宣言。
十字架の記章を戦士の標識と定める。

宗教面 :十字軍が教皇の提唱で起こされた事。一時的にせよ聖地を回復した事から、
教皇の権威が高まり、 13世紀初めには、教皇権は絶頂期を迎える。
結局、聖地を回復できなかった事が、逆に教皇に対する 信頼を失わせる事となり、
教皇権の衰退を招く事となる。

政治面 :*諸侯・騎士が没落する原因となる。
*長期間の遠征によって多くの諸侯・騎士が命を落とし、家系の断絶が起こる。
*莫大な遠征費の負担が経済的な没落の原因となる。その一方で国王による中央集権化が進展する。
*国王は十字軍の指揮者として活躍し、諸侯・騎士の没落によってその地位は強化される。
*諸侯・騎士が戦死し、家系が断絶した場合、その遺領を王領に編入し、財政面での強化をはかる。

こうして各国では国王による中央集権化が進展した。
 
経済面:十字軍によって利益を得たヴェネツィア・ジェノヴァなどの北イタリア海港都市が
イスラム世界との東方貿易により大きな利益を得て発展。
ヨーロッパ内部でも遠隔地商業や貨幣経済が発展し、都市が発達する。

文化面:十字軍によって多くの人々が東方との間を往来した為、ヨーロッパ人の視野が広まり、
ビザンチンツ文化や イスラム文化が流入し、特にイスラムから未知の技術がもたらされ、
ヨーロッパ文化発展の 基礎が作られる。

早い話、十字軍の遠征は失敗に終わったということです。では、写真を…………..

昨日、騎馬戦を戦った兵士たち、今日はかなりお疲れの様子。

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シャッターチャンスを逃しました~笑。十字軍の遠征はまさにこんな感じだったのでしょうね。

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昨日ご紹介したテントの中です。
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同じく黄色と黒のパターンのテントの中。

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赤と白の柄のテントの中。結構ゆっくりしていました。

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土曜日に見た時は顔をこちらに向けて愛嬌をふりまいていましたが、
昨日は食べる、食べる!お腹がすいていたんですね。

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拷問に使われた道具ですね。椅子の背にはたくさんの釘が。
日本にもこれと似たようなのがありましたね。
この展示の横に、語り部がいたのですが、この人の人相、怖かったですよ~。

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最期はやはり、素敵な笑顔で。30度を超える日中、ビロードの衣装は大変暑かったでしょう、お疲れ様!

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Ollioules のお祭り(2) と 十字軍について への2件のコメント

  1. ピンバック: ぱふぅ家のホームページ

  2. Yumi より:

    初めまして。
    十字軍の年表更新、送って下さって有難うございます。
    Ollioules でのあのようなフェスティバルは今後ないかもしれません。
    所で、ぱふぅ家のホームページ、内容が多岐にわたりすごいですね!
    今、「教養」を拝見させて頂きましたが、時事英語や語録、数字とあり
    数字→年号は歴史年表へと繋がり…..毎日多くの知識を得られますね!
    これから度々お邪魔させて頂き、教養を高めたいと思います。
    よろしくお願いします。
    三浦 ゆみ

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