改めてお勧めする、オランジュリー美術館

パリに数日滞在後、昨日、Aix-en-Provence 経由でイエールに戻ってきました。
パリは本当に寒かったです。今日は、久しぶりに訪ねた、Musée de l’Orangerie
(オランジュリー美術館)について書いています。(ついでに今のパリでの服装も)

まずパリのお天気ですが、

どんよりした曇り空で気温3度。朝、昼。夜、天気予報では気温にあまり差が
なかったようですが、やはり夜はかなり冷たく感じました。

特別なエキシビションがなくても、オルセー美術館 (Musée d’Orsay)にはゴッホの絵を
見るだけの為に必ず行くのですが、今回はかなり久しぶりにMusée de l’Orangerieも訪ねました。
(オランジュリー美術館はテュイルリー公園(Jardin des Tuileries)の中にあります)

両美術館共お互い歩いてすぐの距離なので、先にオランジュリー美術館へ行き、
オルセー美術館とのペア券16ユーロを購入すると、いつも混雑しているオルセー美術館に、
すんなり入れるので、便利です。(4ユーロお得くでもあります)

写真はテュイルリー公園の様子です。見るからに寒そう~でしょう?

テュイルリー公園

一直線に伸びた道の先に見える観覧車、コンコルド広場ですね。
観覧車にはまだ一度も乗ったことがありませんが、皆さんの情報では
大人10ユーロで3回周るようです。

テュイルリー公園3

春も夏も秋も、広~いこの公園を歩くのはとても気持ちの良いものですが、気温3度、
曇天の日の午後となると、流石に寒さが身に沁みます。
写真に映っている旅行者のグループは完全防備でしたね~。この日はこれで正解。

テュイルリー公園2

オランジュリー美術館からオルセー美術館へ向かう橋の上から見たセーヌ川。

セーヌ川

向こうにオルセー美術館が見えますが、綺麗ですよね。
所でこの橋にも、愛の鍵?というのか、あれが沢山かけられていました。(左側フェンスです)
で何と!橋の上に座っているおじさんが、その”鍵”を売っていたんです。”驚” 商魂たくましい?

セーヌ川2

さて、オランジュリー美術館ですが、テュイルリー公園の中に位置する事もあり、
小さいながらも落ち着いた静けさがあって、とても素敵です。
元々はテュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー=温室の原型)だった建物を、
モネの『睡蓮』の連作を収める為に、美術館として整備されたと言う話は有名ですね。
そのいきさつをもう少し詳しく説明すると、………………

 モネの人生最後の夢は、『睡蓮』の壁画で一室を飾るという壮大な計画でした。
そこでモネは大連作『睡蓮』の国家への寄贈を提案します。
86歳で死去する直前まで、ジヴェルニーのアトリエで『睡蓮』に筆を入れながら、
自分の芸術の集大成を飾る美術館の建設を夢見たのでした。

 そして彼の死の数ヵ月後に、ついにオランジュリー美術館は開館します。
建築家カミーユ・レフェーヴルは、温室(オランジュリー)を改造し、ガラス天井から、
外の光が燦々と降り注ぐ美術館を作りました。二つの楕円形の部屋は、明るい光に満ちて、
壁いっぱいに飾られた『睡蓮』は来館者に深い感動を与えました。

 しかし1960年代に行われた改装によって、開館当初のオランジュリーの”光”が
失われてしまいます。展示スペースを拡張するために2階建てに改築された事で
「睡蓮の間」に降り注いでいたせっかくの自然の光が奪われてしまったのです。
さらに、ホワイエも壊されて大階段が玄関に設けられた為に、「睡蓮の間」への
アクセスが遮断され、美術館全体も回りにくいものとなってしまいました。

2000年に始まった大改装では、オランジュリーがもっともオランジュリーらしかった
あの当時の空間を取り戻す事モネの構想どおりの「睡蓮の間」を再び取り戻す事
最大の目的となりました。
外からの光を遮断していた2階部分と玄関の大階段を取り除き、ホワイエも復活させて、
各展示室へのアクセスも容易にしました。
こうして6年もの歳月をかけた改装期間を経て2006年春に、「睡蓮の間」は昔の光を取り戻し、
ガラス張りの天窓から自然光が優しく注ぐ部屋で、パノラマ展示された大連作の『睡蓮』の
世界に浸れる空間を、取り戻す事に成功したのです。
…………………………………………………………..

私は今回も又、部屋の真ん中に据えられたベンチに座って、壁一面に並ぶ睡蓮の絵を
眺めてみました。季節の移り変わりによって変わっていく睡蓮の様子、池の様子、
モネが何を感じて、どう伝えたかったのだろうかと、色々な思いを巡らせながら穏やかな
時間を過ごしました。(私と入れ替わりに団体客が押し寄せたので、ラッキーでした)

展示室ですが、ここも2006年から約4年の年月をかけて、リニューアルされたそうです。
ルノアール、マチス、ピカソ、ローランサン等々…..充実した名作が展示されています。
こんなに近くで、ほぼ一人で(とてもラッキー)名画を鑑賞できるなんて、本当に幸せな
最高の一時を過ごせました。

売店で数枚葉書きを購入したのでご紹介です。
アーティストの個性が際立っていてすぐに誰の作品か分かりますね。

オランジュリー

*オランジュリー美術館、お勧めです。とにかくゆっくりとした時間を過ごせますし、
 こんなに近くで、まるで自宅のリビングにいるような感覚で、名画鑑賞できる施設は
 そんなに多くありません。

*パリでの服装ですが、午後からは特に耳当てが欲しいほど冷えていましたので、ダウン等
 軽くて風を通さないコートがベストたと思います。但し、デパートやレストランなど
 室内は暖かなので、脱ぎ着しやすい上着でないと、室内では暑すぎる事になるかも?です。

お気に召したらクリックして下さい
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


カテゴリー: アート・ファッション   タグ:   この投稿のパーマリンク

改めてお勧めする、オランジュリー美術館 への2件のコメント

  1. ETRETAT より:

    パリの風景のあるブログありがとうございます。今日は日本もすっぽり寒波に覆われ、なかでも北海道は数年に一度の猛吹雪、低気圧は948mbと台風並み、私の住む九州でも雪が舞い、山は真っ白です。観覧車にはこの2月に2度乗りました。覚悟していましたが日本のものと違いすごくゆれます。写真撮影のために薄暮の頃と夜に乗りました。約10分くらいで3周します。隙間があり冷たい風が入ってきます。小型カメラが外に出せるくらいの隙間なら撮影に好都合なのですが、ガラス戸に縦の細い隙間が何箇所もという感じで夜間の撮影では反射が写りこみてこずりました。南京錠の件では先般、芸術橋で重さに耐えかねて橋の欄干の落下事故がありました。はっきりいって南京錠は醜悪ですね。イタリア人がはじめたとか出ていました。モネの睡蓮の間ですが、当初モネはロダン美術館に展示する予定だったがクレマンソーの働きかけで今のところに納まったとある本で読みました。

  2. Yumi より:

    今日本は寒波が押し寄せているようですね。
    大事に至らない事を願っております。
    写真撮影でご苦労されたご様子、よ~く理解できます。
    (流石、フランスですよね。笑)
    先日教会で行われたコンサート(モーツァルトのレクイエム)
    へ行ってきましたが、大変素晴らしい演奏と合唱でした。
    レクイエムはやはり教会で聞くのが一番だと痛感しました。
    クリスマスの時期、フランスにいるのは何故か心が休まります。
    貴重なコメントを頂き、有難うございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>