- 2010-02-24 (水) 9:45
- アート・ファッション
今日はバカラグラスで有名な、バカラ・クリスタル社についてのお話です。
1764年、ロレーヌ地方の村バカラの地で、ルイ15世の認可の下、ガラス工場バカラ・クリスタル社(旧名:サンタンヌ・ガラス)が誕生します。1817年、本格的なクリスタル作りが始まり、やがて「王者たちのクリスタル」と冠されるようになります。1823年のパリ国民博覧会での金貨、1867年と1878年のパリ万国博覧会では、…………….
その芸術性と比類のない完璧さでグランプリを獲得し、以来、ルイ18世、チャールズ10世、ナポレオン3世と、歴代首相の愛用品となって今日に至っています。
現在もフランスで生産される手作り高級クリスタルの約半数がバカラ社の製品です。
なんといってもバカラ製品の美しさの秘けつはまず第一に、「素材」にあるということです。
通常、「クリスタルガラス」と呼ばれるのは、原料に含まれる酸化鉛の割合が24%を超えたものをさすのですが、バカラの場合は30%も含まれています。微妙なバランスを取った独自の調合が、ダイアモンドの輝きと重量感を生み、又、指ではじいた時に、”キーン” と澄んだ金属音のように響くのです。
秘けつその二は、「職人の高度な技巧」です。溶けたガラスを自在に操るテクニックはもちろん、カットやグラヴィール、エッチングなどの装飾に優れた技をもっているのです。また、バカラには、これまでにMOF(フランス最優秀職人)という称号を受けた職人が41人いることからも、そのレベルの高さがわかります。こうした職人のすばらしい技術に加えて、バカラ社の検品の厳しさにも定評があるのがその高品質の所以なのですね。
バカラのベストセラータンブラー「アルクール」、シャンパングラスで名高い「ドンペリニヨン」等々。
ドンペリニヨングラスのボウルからステムにかけて継ぎ目がないところは、シャンパンを注ぐとまっすぐに泡が立つように計算されて作られているそうです。
写真は数年前にイエールのアンティーク市で買ったバカラです。

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