“天災”のせいだけではない (コートダジュール洪水を受けて)

アルプ=マリティム県、コートダジュール一帯で、10月3日の夜から4日未明にかけての
豪雨によって発生した洪水の様子は、既に各国ニュースでも伝えられているようですが、
此方のニュースによると、今回の洪水による犠牲者は、新たに2名方の死亡が確認されて、
これまでで19名の方々が亡くなられた模様です。最後の行方不明者の無事が確認されて
良かったものの、これまでにない大きな被害をもたらしました。今回の洪水の一番の原因は、
日本でもよく言われるところの…….

”ゲリラ豪雨”によるものでした。数時間の間に約2か月分に相当する雨が降ったのです。
月曜日の今現在、まだ停電している住宅が多くあり、道路が遮断されている個所が有る為
鉄道もまだ完全復旧には至っていないとの事。オランド大統領は、被害の復興の為に、
3カ月以内に援助金の支援を公約したとあります。一日も早い普及を祈ります。

所で、今回程グローバルなニュースにはなっていませんが、隣のVar(ヴァール)県、
(私がいる県)では、ここ5年間で4回もの洪水に見舞われています。
川が氾濫してブドウ畑が台無しになっているのを何度も見ています。
実際、フランスの自然災害で一番多いのは洪水の被害だそうです。国は基準に沿って、
洪水の危険がありそうな土地は、”洪水危険地域”として指定します。
本来家を建てるなら、安全な場所にしか建てられませんが、土地は限られています。
そんな訳で業者は、危険地域に指定されないように、造成の段階で、盛り土等の
工夫をして、建設可能な地区としてこれまで販売してきたのです。
つまり安全な土地は見せかけだったのですから、洪水になればその被害が増すのは当然です。
フランス全土でこういった(不正に宅地造成された土地)に住む人たちは500万人以上だそうです。
天災は起こり得るものだとして、その拡大は人の責任に依るところが大きいのですね。

コートダジュールは崖に挟まれている街が多く、尚且つ開発がどんどん進んだせいで
コンクリートの建物ばかりになっています。地球温暖化で異常気象が続く中、洪水対策や
新たなインフラの整備が急務だと思います。

フランスの各県
イタリアとの国境にAlps-Maritimes県、その隣にVar県があります。
France_departements_regions_narrow (1)

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